宗像市 保育園。自然の恵みを大事に心身共に健康な子どもたちを育むひかり幼育園へようこそ。

社会福祉法人 巌松福祉会 ひかり幼育園

かりのこ(園だより)より

ひかりのスタイル

 11月26日に、今年度3回目の「家族いっしょに畑であそぼう」が行われました。寒くもなく暑くもなく風もなくの完璧な秋空の下、ひかりの第0から第4の畑を全部使って、おとなも子どももみな大いに楽しむことができました!
 9月に行われた第2回の「畑で遊ぼう」で、お父さんたちを中心に頑張って畝たてをして、子どもたちとみんなで蒔いたダイコンの種が、虫に食べられ草に負けそうになりながら、少ないながらもしっかり育ちました(葉っぱが)。雑草のジャングルの中からダイコンの葉っぱを探しあてるというダイコン探しゲームにみんな熱中!やっと見つけて掘ってみるとダイコンのあまりの細さに爆笑しながら収穫することができました。さらに、春に収穫し忘れていたジャガイモも(勝手に)育っていたので、それも収穫。見たことのないようなサイズ(小さい)のジャガイモに大盛り上がりでした。
 さらに、卒園保護者からの発案で、小麦を育ててパンを作ろう!と(無謀にも)小麦づくりに挑戦しました。耕作くんからもらった麦の種(虫に食べられた穴あきあり)をスジ蒔きして、うまく育てば麦踏みなんかもやりたいねと、勝手に期待は膨らんでいきます。蒔いた後にさっそくカラスが畑をついばんでいましたが、さて、どうなりますか…。
 収穫したダイコン(の葉っぱ)とジャガイモをしっかり洗って、畑でクッキング。昨年度にゆりさくらの部屋の親子で作った味噌を使って味噌汁に。給食で毎日食べている福島さんの五分づき有機米を羽釜で炊いたごはん(おこげが大好評)、ダシに使ったいりこの佃煮や味噌かす、余ったダイコン葉の炒め物と盛りだくさん!皮もそのまま丸ごとの「もったいない精神」究極メニュー。みんなで、畑で遊んで、畑で収穫して、畑で作って、畑で食べる。美味しかった!
 今回、ジャガイモ洗いやクッキングだけでなく、ブルーシートを引く準備や子どもの見守り、終わった後のベンチの片付けなども全部、参加者みんなの協力でできました。来るも来ないも誰でも自由、するもしないもいつでも自由な「この指とまれ」方式の行事。「してもらう」も「させられている」もない行事。保護者もよつば会役員さんも職員も、無理なく簡単で楽しい行事。文字通り「みんな」で作る「みんな」の行事。おかげさまで、これからの「ひかりのスタイル」が見えてきたように思います。
 いのち豊かな「畑」は、私たち「人」を大きく包んで、自然に楽しくさせてくれる力がはたらいている「場」なのでしょう。ひかり幼育園の恵まれた環境が、生き生きと輝いた時間だったのではないかと思います。私もその中に参加できたことが幸せです。本当に有難うございました。またやりましょうね!
お迎えの後や休みの日など、ぜひ家族で畑に遊びに来てください。いのちいっぱいの畑が好きな子どもになってほしいなと願っています。               園長 堤 智行