宗像市 保育園。自然の恵みを大事に心身共に健康な子どもたちを育むひかり幼育園へようこそ。

社会福祉法人 巌松福祉会 ひかり幼育園

かりのこ(園だより)より

2021年4月、日の里に分園が誕生します!

「ひとつの家族」

先日、配布文書でご報告させて頂きましたが、日の里にひかり幼育園の分園が出来ることになりました。限られた紙面では説明不足もあり、大変ご心配をおかけしているかと思います。配布文書ではお伝えできなかったことを、ここに書かせて頂こうと思います。

以前から、待機児童解消(毎年数十名の待機児がいます。特に3歳未満児)のため、宗像市から市内保育所に対して、定員増の相談依頼が繰り返しあっていました。今年に入り、園長会で補助金を使った分園も検討している旨の説明がありました。

園の現状は、毎年未満児の入所希望者が多く、熱烈な希望者であってもお断りしなければなりませんでしたし、在園児の下の子でも入所は難しい状況がずっと続いていましたので、何とかしなければと、和室を保育室にすることや増築なども検討していました。ですが、資金面だけでなく、保育をしながらの工事は中々難しい問題も出てきます。園(理事会)としては、補助金が使えるのなら、経営安定のためにも分園設置も検討していこうと、3月にはそうした方向を確認していました。

7月に入り、市から急に具体的な分園の話がきました。それが今回の「日の里分園」です。これは、ただ分園を増やすということだけでなく、「宗像・日の里モデル」「さとづくり48」(ネットに情報多数)という、市の重要なプロジェクトの一環であるということ。そして、最終的にひかりが選ばれたのは、大自然と共に、保護者・地域と協働しながら今まで培ってきた「ひかり幼育園」の取り組みが高く評価されたからです。このことは、本当に嬉しく、創立以来ひかりを支えて下さった方々、そして今、一緒に園づくりに取り組んで下さっている全ての方々に、心から感謝です! プロジェクト運営企業による選考期間が8月、決まったのは9月に入ってからでしたので、まだ詳細は決まっていないことがほとんどです。今は工事業者の選定、市との協議だけでなく、保育士や栄養士などの職員募集、来年度の園のカタチなどなど、猛烈検討準備中ですので、詳細のご報告はもう少しお待ちください。。。

 

ひかりは、分園ができても、今まで大事にしてきた心は変わりません。それは、「いのち・自立・つながり」を尊ぶ保育理念であり、「いろんなひとがいてあたりまえ」「みんな違ってみんないい」の心です。便宜上「本園」「分園」といっても、今までもこれからも、ひかりは「ひとつの家族」です。そうした意味で、「母屋」と「離れ」のようなものだと考えています。それとも「兄弟(姉妹)」かな。年の差があるので「親子」でしょうか。。。そんなこんなで、良い名前が決まらなかったので、今は「ひかり幼育園日の里分園(仮称)」となっています。

ひかりにとって大変大きな挑戦となります。合わせて来年度に向けて、以前から検討していたウィズコロナのかたち、行事や保育の見直し、働き方改革等々、保護者の方々のご理解ご協力を頂きながら一緒に、これからより一層の「いい園づくり」に、職員一同、精一杯取り組んでいきたいと思います。                        園長 堤智行